7歳よりピアノ、作曲、バイオリンを始める。その後、桐朋学園附属子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学ピアノ科入学。
在学中、フランス音楽界の第一人者H.ピュイグ=ロジェ氏の推薦を得て、パリに留学。帰国後、同大学を卒業。
第56回日本音楽コンクール入選を皮切りに、UFAM国際コンクール・室内楽部門第2位、日本室内楽コンクール第3位、国際ピアノデュオ・コンクール2台4手部門第2位(日本人最高位)など、多くのコンクールに入賞するとともに、トゥール国際アカデミーでは2年連続で最優秀受講生に選ばれた。
2013年には、Kris Foundationに招聘され、シンガポールでMetropolitan Festival Orchestra、指揮Chan Tze Law とグリーグのピアノ協奏曲、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を一夜で演奏し「The Straits Times」で絶賛された。2016年、第8回 World Peace Classic Concertでは、新田孝指揮、Nippon Symphonyとラヴェルのピアノ協奏曲を演奏し、雑誌「音楽現代」で、“真の意味で実力者”と評価され、 また、2017年にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、"ヴィルトゥオーゾ"と評価された。「ピアノ&ピアニスト」(音楽之友社、2018年1月発行)の"日本の名ピアニストたち"にも選ばれた。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のクリストフ・ハルトマン、イ・ムジチ合奏団のマッシモ・パリス、ヴィト・パテルノステル、またジャン・ワン、マクサンス・ラリュー、レ・ヴァン・フランセのジルベール・オダン、ミッシャ・マイスキーなど、国内外の著名なソリストと共演。
NHK・BS「ぴあのピア」、NHK・FM「名曲リサイタル」にソロで、また室内楽、伴奏でも度々出演した。
これまでにピアノを寺西昭子、村手静子、T.パラスキヴェスコ、高木茉莉、松浪佳子の各氏に、室内楽をJ.M.ダマーズ、三善晃、H.ピュイグ=ロジェ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に、チェンバロを遠藤陽子氏に師事。
現在、ソリスト、室内楽奏者、オメガ・ピアノトリオのメンバー(Vn.松実健太、Vc.唐津健)として活躍。
CD新譜「記憶の風景」(Pf.鷲宮美幸/ALCD-7291コジマ録音)が2023年5/7発売開始。その他、「鷲宮美幸ピアノ・リサイタル」(Pf.鷲宮美幸/ALCD9235コジマ録音)、「ワッシー・ファンタジア」(Pf.鷲宮美幸/DQC65パスティエル)、「ショスタコーヴィチ」(Vla.マッシモ・パリス、Pf.鷲宮美幸/C00090ダ・ヴィンチ・クラシック)など数多くリリースし、いずれも高い評価を得ている。